除雪支援

除雪ガイダンスシステムを構築するためには、除雪ガイダンス用地図の作成が必要です。
その地図を作成してガイダンス端末に保存し、高精度測位システムを用いて除雪機械の自己位置を測位し、
除雪機械の矩形図を除雪ガイダンス用地図に重ねて表示して運転手目線で可視化します。
そして、除雪機械の走行位置に合わせて道路地物への接近・衝突を警告し、除雪ガイダンス用地図に埋め込まれた除雪作業指示情報を
除雪機械に送信することで除雪機械操作の自動化等を実現します。
新雪除雪から運搬除雪まで1人のオペレータでも安全かつ高品質に除雪作業ができる支援システムの導入を幅広くご提案します。

MMS計測車を走行させて自動取得した点群データとカメラ画像を用いて抽出した
道路設置物等DWG/DXFのファイル形式で保存することにより、
3次元図化ソフトウエアのREDcubeでベース地図となる高精度3次元道路地図を作成します。
そして、安全かつ高品質な除雪作業の実現に不可欠な道路中心線形データと、
位置に紐づいた除雪作業関連情報をAutoCADのソフトで加えて登録して「除雪ガイダンス用地図」を作成します。

弊社は、一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所様と連携した以下の実証実験の実績があります。
  • 朝日新聞社記事「新潟)除雪車の作業、一部自動化 ICTで実用化目指す」
  • 新潟日報記事「新潟)最新鋭除雪車、県内で活躍 衛星使い自動化」
北海道開発局「i-Snow」
「除雪現場の省力化による生産性・安全性の向上に関する取組」であるi-Snowにおいて、ロータリ除雪車への自動制御システムを開発し、
知床峠で除雪の作業位置に合わせてロータリ除雪車のブロワ及びシュートを自動制御するシステムの実証実験を実施しています。
(2018年度 ~ 2019年度)
  • ふゆトピア2020におけるロータリ除雪車シュート自動制御の実演動画

広島型除雪支援業務に係る公募型プロポーザル
広島県がデジタルトランスフォーメーションを推進する一環として、AI、IoT、ビッグデータ等のデジタル技術を活用して様々な課題解決を図る
オープンな実証実験の場「ひろしまサンドボックス」の取り組みで実施された「広島型除雪支援業務に係る公募型プロポーザル」において、
弊社と㈱パスコで構成されるコンソーシアムの企画提案が選定され、2020年に実証実験を実施しました。