インフラ点検

本ソリューションは、国土交通省道路局が平成29年3月に発行した舗装点検要領に基づき、
「目視又は機器を用いた手法など適切な手法により舗装の状態を把握する」という点検手法を具現化するソリューションで、
MMS計測車に搭載されたZ+F製高密度レーザースキャナで計測した点群データと、
500万画素の前方左右カメラで撮影した画像データを活用して効率的に路面の損傷状況を把握することができます。
本ソリューションの主な提供対象道路は下表の分類B・C・Dで、
「補助国道・県道」・ 「政令市一般市道」・「市町村道」がこれに該当します。
「インフラ点検要領 平成28年10月 国土交通省道路局」における道路の分類
大分類 小分類 分類
損傷の進行が早い道路等
(例えば、大型車交通量が多い道路)
高規格幹線道路等
(高速走行など、求められるサービス水準が高い道路)
A
B
損傷の進行が緩やかな道路等
(例えば、大型車交通量が少ない道路)
C
生活道路等
(損傷の進行が極めて遅く占用工事等の影響が無ければ長寿命)
D

MMS計測車の前方左右カメラ(500万画素)で撮影したフレーム画像からひび割れをAIを活用して自動でトレースし、
舗装調査・試験法便覧に記載されている計算方法(50cmメッシュ内のひび割れ本数に応じた面積率を計算)により、100m毎のひび割れ率を集計します。
また、自動でトレースしたひび割れをREDcubeの画面に表示したり、平面図に展開して根拠図を作成することができます。
自動トレースしたひび割れをREDcubeで表示
ひび割れを50cmメッシュで平面展開した根拠図のサンプル

Z+F製高密度レーザスキャナで計測した点群データを用いて
20m間隔のわだち掘れ量と路面プロファイルメーターと同様の平たん性を解析することができます。

舗装の供用性を「ひび割れ率」「わだち掘れ量」及び「平たん性(σ)」という路面性状値によって
定量的に評価するMCIの計算結果を色別(青・黄・赤)に表示することができます。

Google Earthを用いて、指定された場所毎に吹き出しにひび割れ領域検出画像とわだち掘れ図を表示するViewerソフトです。

ひび割れ率自動解析サービスは、km単価を設定したサービス販売を予定しており、
舗装道路状態把握ソフトと舗装道路状態表示Viewerはライセンス販売でご提供させて頂く予定です。